あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

ところ変われば

どんな国でも人でも、良いところもあれば悪いところもあり、行動ひとつにしても、自分の国では良くても他国では悪いなんてこともあります。

また、習慣の違いから摩擦を生むこともしょっちゅうで、こればかりは相手を知りつつ、「ここではこうです」と教えるしかないのかもと思ったりしています。

もちろん、自分で学ぶ場合もしかり。

ある程度、仕事などで外国に出るような人は別ですが、中国人はどの国に行っても「中国人」というのは、場合によっては困りものです。

中国人は観光の場合は団体での旅行になるので、他の国でも同じホテルにたくさんの中国人が泊まっていることがほとんどです。

楽しいのは分かりますが、ホテルの部屋などに一同に集い、大声でわめくように話していることもよくあり、「おいおい、いくらなんでもうるさすぎるよ」というので、シンガポールの5つ星ホテルでしたが、あまりの騒々しさに我慢も限界でフロントに電話をしたことがありました。

部屋を訪ねる時もしつこいくらいにピンポン!ピンポン!ピンポン!とドアベルを鳴らし続け、やっと開けたと思ったら、大声で笑って挨拶。
それからはもう、拡声器でも使ってるのかと思うくらいにすごい状態でした。

私の知っている中国人は、仕事関係ばかりなので、皆さん礼儀や態度などいわゆる「観光客チック」なところはありません。
騒々しいこともなく、マナーを守っています。
女性の場合は、結構アグレッシブな人が多いですが、男性は優しくて物腰の柔らかい人が多いですね。

これは、中国国内でもある程度のキャリアのある人は同じような感じだと思います。

それに中国人は仲良くなるととても人情深いようで、他者と打ち解けるのが苦手な日本人よりも、付き合っていて「疎外感」を感じることはないようです。

さて、マナーが良い中国人も、偉くなるとまた別で、本人はそうでもなくても、周りが「うちの○○は偉いんだから」的にその人について特別扱いを要求します。

以前、講演に来るという人が成田空港からホテルまではどうやって行けばいいのかと聞いてきたので、その人の秘書に「○○ホテルでしたら、直通のバスがあるので便利」という内容のメールを送ったら、「普通は車で迎えに来るものだ。バスに乗れとはうちの○○を馬鹿にしているのか」という激しい調子のメールが届き、みんなびっくり。

どんなバスを想像したのか知らないけれど、空港からのリムジンバスを紹介したからといって、そんなに馬鹿にしてるとは思わないけどねぇ・・・と皆で笑ったものです。
正直言って、世間一般でも通用するというほど、そんなに地位が高いというほどでもないですし・・・。

「たぶん、バスっていうと想像するバスが違うんだよ」

ということで、別にバスは一例で紹介しただけだから、タクシーなどで来てもらって経費につけて構わないという返事を出して事なきを得ました。

相手がこちらを知らない場合、相手が自分の知っている事柄の範疇で知らないことを想像するというのは、良い勉強になったと思います。

うちの会社なんて、結構偉くてもみんな「便利だから」ってバスでホテルまで来ますし、副社長くらいですね、ハイヤー頼んだのなんて。

たまにそのくらい偉くても「予算がないから」とエコノミーで来る人もいて、さすがにビックリしたことがありますが(笑)

やっぱり中国人て面子を重んじるんだなぁ~。

ところで、先日ソウルに行ってきまして、同行の友人が頼まれたタバコを買うというので、「私は今回頼まれ物ないから、私の分も買っていいよ」と言って、タバコをもう1カートン買うことになりました。

その免税店は、分かりやすく床に列に並ぶ際のラインが太く描いてあって、彼女も人々に混じってそのライン上に並びました。

私は、ちょっと離れたところにいて、ずっとそちらを見ていた訳ではないのですが、なんか凄い数のタバコを持っているおじさんがいて、あんなに買っても免税にはならないんじゃないの?って思って見ていましたが、ちょっと目をそらした時、女性の大きな声が聞こえてきました。

最初は誰?って感じでしたけど、顔の表情からレジのおばちゃんだということが分かり、その怒った感じの表情を見て、「何かあったのか?」って、変に思っていたのです。

おじさんが行ってしまった後で、その列に並んでいた友人の前にはあと4~5人人がいたので、まだちょっと時間が掛かりそう・・・と見ていたら、20代後半から30代はじめくらいの男性がきちんと並んでいる列の前を通り過ぎ、レジの前に立つと、きちんと一列に並んでいる自分の前に立つ人など「透明人間」かのごとく、自分が持っているタバコをレジのおばさんに差し出しました。

「出た!列に並ばない中国人!」

皆が皆、レジに殺到して、これでもか!と行かなければ買えないというのであれば分かるのですが、誰がどう見ても、そのレジの前にはたくさんの人がきちんと並んでいるのは子供でも分かるくらいはっきりしていたのですが、彼はまったく意に介さず、レジで並んでいる人のタバコを受け取って会計しているおばちゃんに自分のタバコを差し出したのです。

仕事をしているおばさんの目の前まで腕を伸ばしてタバコを突き出す男性。
驚いたおばさんは、身振りも交えて「並んでください」と言ったようです。

すると、男性は無表情でその場を離れました。
列に並ぶのかと思いきや、なぜかまた店の奥まで歩いて行ってしまいました。

友人が戻ってきて、「いや~、レジのお姉さん(お姉さんだったんだ)、マジ切れしてて怖かったぁ~」というので、なぜか聞いてみたら、どうも私が見逃したところは人のことを意に介さず、自分のことで精一杯な中国人たちの傍若無人さに切れていたようでした。

グローバルで活動し、経験も豊富な人は例え同胞だとしても、中国人及び中国系住民の民度の低さに呆れている人も多いらしく、こんなことがあって帰国してから、ニュースで「カナダのバンクーバーで行われたある式典に招待されていた中国系住民のあまりの民度の低さに在カナダ中国人外交官がブチ切れ」という記事がありました。

その式典で貴賓のスピーチが行われていた時、中国系の出席者は大声で話し、ときおり轟き(とどろき)わたる笑い声。会場は、スピーチをきちんと聞ける状態ではなくなったとのこと。

司会が「貴賓に対する最低限の礼儀は守って欲しい」と注意するも、まったく改善されず、堪忍袋の緒が切れた駐バンクーバー中国総領事館の李文慈副総領事が突然ステージに上がると、「同胞」に対して呼びかけ、民度の低さは長年の蓄積の結果と指摘して、それから数々の悪癖について指摘したとか。

相当、怒っていたんでしょうね。

よく「日本もこうだった」とかって話をされて、確かにその通りなのですが、一応大多数の日本人は「これではいけない」と、経済発展と共に各自マナーも身に着けた人も多いので、中国もこれから世界に出るのであれば、最低限、公共の場でのマナーなどの教育はした方が良いですよね。

まぁ、日本のおっさん&おばさんの海外における「客だぞ偉いんだ」的、サービス勘違い団体を見ると恥ずかしくはなりますが(笑)
日本のサービスを知ってしまうと、海外ってやっぱり適当なところが多いので、それはそれで「日本は特別」っていうのを知る必要はありますね。

同胞の“民度の低さ”に「もう我慢ならぬ」=中国人外交官
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1214&f=national_1214_067.shtml