週末に起きた地震。
翌週出勤して、お互い無事で良かったねと日常が始まりました。
私は買いだめをあまりしないので、その日の帰りもスーパーに寄って帰ったのですが、
やたらにたくさんの品物を篭に入れている人がたくさんいて、地震対策なのかなぁ~なんてのん気に考えていました。
翌日、やはりスーパーに寄ると、缶詰とかカップラーメンとかそういう物がほとんどなくなっていました。
「なんで?」
不思議に思いましたけど、地震の後で流通ルートなどもダメージを受けているから、普通に買っても補充が間に合わないのかな・・・なんて思って、私はその日食べる分の野菜とか肉を篭に入れてレジに並びました。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
並んでいる人も結構多かったのですが、かなり大勢の人がこれでもか!というほど篭に商品を入れているのに気づき、大袈裟だなぁ、少しすればちゃんと届くだろうに・・・と馬鹿な話ですが、「買い占め」という言葉が最初は浮かんできませんでした。
でも、よくよく見てみるとその人たちが買っているのは、日持ちのする物とかお水ばかりなんです。
「えぇ?もしかして、買い占め?」
おぽんちおばさんは、その時点でようやくこの列に並んでいる多くの人たちは、棚の商品を根こそぎ買おうとしているのでは?というくらいの買いだめ行動だとやっと分かったのです。
なぜそんなことをする必要があるのか、さっぱり分かりませんでした。
確かに自分たちが地震に遭った時、食べ物がないと・・・と今回の地震で思ってしまっても仕方ないですが、今、被災地で困窮している人たちを思ったら、ちょっと我慢すればちゃんと流通してくるとわかっている私たちがなぜ商品を買い占める必要があるのか、本当に「恐怖心」というのは怖いし、助け合いの精神はないのか?と思いました。
「私は絶対買占めなどしない」
そう決めて、その日に必要なものしか篭に入れないことにしました。
自宅で、トイレット・ペーパーがもう残り少なくなっていたのを思い出して、「ペーパー買わなくちゃ」と思って棚に行くと「トイレット・ペーパーはお一人様1個」と書かれた紙が目に入り、「オイルショックかよ!」とがっかり。
でも、ちょうど最後の1個が残っていたので、買うことができました。
トイレに入ってペーパーないのはさすがに・・・ねぇ。
物資の輸送の目処もだんだん立つようになり、陸から海から自衛隊や米軍、そして民間企業が物資を本格的に運搬し始めています。
今までなかなか届かなかった物がもう少しで被災者の皆さんのところに届くようになるのです。
そんな時に少し我慢しておけば買えるようになる私たちが、入ってきた食材を争って買い占めるなんて、酷すぎます。
買い占めはやめましょう。
確かに、明日大きな地震が来るかも知れません。
あんな地震が起きて、毎日壊滅的な町の映像ばかり見せられていれば、飢餓意識が高くなってしまうのはわかります。
でも、少なくとも今は、私たち東京から西の人々の物資はなくなっていません。
ちょっと滞っているだけです。
みんなが助け合っている時です。
冷静に考えて、買い占めはやめて。
せっかく輸送手段が回復してきているのに、物がなくなってしまったら、本当に困っている人たちに届かなくなるんです。
買い占めはやめましょう。
必要ないです、全然。
明日は我が身、だから、今は困っている人にゆずりましょう。
必要な分は、ちゃんとお買い物してください。
でも、今買わなくても平気!と思うものは、分け合って!
今、これだけ「買い占めはしないようにお願いします」という報道がなされているのに、篭にあれもこれもと詰め込んでいる人に言いたいです。
誰も見ていなくてもあなたの心は見ていますよ。