あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

それでもポジティブ・シンキング ~私は日本が大好きです~

アエラの表紙でぶち切れて、一旦収めた地震関連記事を再開してしまいましたが、キリがないのでこの辺で本当に終わろうと思います。

映画のことも、ちょっとした日常の話も、これから書きたいですから。
もちろん、感じたことはこれからも書いていきます。

海外から「冷静な日本人」などと評価されると「なんだかなぁ」と複雑な気分になります。
真意はどうあれ天罰などという非常識極まりない言葉を使った石原都知事ですが、津波などを利用しなくても、「我欲を洗い流す」という部分は、復興に向けて少し歩み出した私たちの生活を考え直すチャンスではあると思います。

夜でも昼間のようにまぶしい光にあふれた都会。
今回、節電している街を歩いても「別に普通」と思ったのは私だけではないと思います。

今まで欲張り過ぎていたのに気づいた1週間ではないでしょうか。

当たり前と思っていた便利な生活の裏には災害があった時に計画的に停電をさせないと回せないくらいの電力を使っていたという事実があるということです。

地震が起きたのは誰のせいでもないけど、これだけみんなが悲惨な経験をしたのだから、亡くなった方たちの尊い命を無にしないためにも、今までと同じ社会に復興させるのではなく、今までの生活を改めて見つめ、より良い社会に変化させていくことが大切ではないかと思います。

徐々にみんなが冷静さを取り戻しつつあり、そうなると日本人の悪い癖というか、ことさら「悪い面」を強調しだして、自分たちを卑下したり、もう日本もお終いだ的な発言も増えてくるようです。

確かに我慢が出来なくて食料を・・・だったらまだしも、被災した方の家々から金品を盗んだりする窃盗事件が頻発していたり、被災しているわけでもないのにパニックに陥り、浅ましい買い占めを繰り返す人々。

困っている人のためにと少しでも何かの役に立てばといって募金したお金を盗む人。

善意に付け入って、義援金詐欺のサイトを作るやつ。

また、困っている人を助けようという時に福島の方だからと何の根拠もない風評を盾に宿泊を拒否するホテルや旅館。

こまりんさんは、ライフラインが戻るまでということで、福島の親戚を引き取ったそうですが、少しでも疲れを取ってもらおうとお母さん含め親戚の方々の分の温泉宿を取ろうとして、自分が会員になって度々利用していた熱海の高級旅館を奮発しようとしたら、最初は高齢の方は記念日ですか?などとメールをくれたのに福島の被災者なので温泉旅行をプレゼントしたいのでと書いて送ったら「福島の方はお泊めできません」と拒否されたそうです。

すぐに会員登録抹消し、今後一切DMなど送るなとメールをしたそうです。
後からお詫びの電話が掛かってきたそうですが、万が一出かけて嫌な思いをさせられたら冗談じゃないし、箱根のホテル(ハ○○ッ○)は、事情を話した上で予約が取れるかと言ったら、丁寧な返答があって、ご高齢の方がいらっしゃるのでと食事のメニューも考えてくださり、お部屋も大浴場に近い良いお部屋を提供してくださったとか。

本当に「こんな人たち昔こんなにいた?」という状態で、ため息が止まらないという人も多いと思います。

ただ、それこそ冷静に自分の周りを見てください。

そういう悲しい日本人が増えてしまったのは事実ですが、命がけで国民のためにと原発の放水作業をしてくれている人たちや自ら志願して原発処理のチームに入った方たち、被災者のためにと現地で頑張っている大勢の方たち、なんとか悲惨な状況を伝えて物資がその場所に届くようにとネットを使って発信している方たち、そして、悲しんでいる人を元気付けようと自分達も被災者なのに自主的にボランティアを買って出ている人々。

特に若い人たちのボランティアは、お年寄りや小さな子供達の心のケアに一役買っているようで、頼もしい存在です。

我欲に溺れた浅ましい人(人というのも憚られる)が増えてしまったとしても、若い人たちが優しさと希望を持って育っていることも事実。

この悲しい出来事を境に、そんな日本人の人を思いやる良い面を伸ばせるように、今までの社会のあり方をもう一度考えて、行動するきっかけにしていけば良いのでは?と思います。

大した被害がなかった私たちの周辺でも「大丈夫だった?」とメールのやり取りをしたと思いますが、そういう人たちがいる限り、日本がお終いになることなどないと思います。

あまりマイナスな言葉に惑わされず、明るい社会を作っていきたい。

今回被害がなかった西日本では、日本を元気づけようと、過度な自粛ムードを改めて、阪神大震災を経験した場所だからこそ日本を励ます存在にという声が上がっているそうです。

私は旅行は好きですが、やっぱり日本が一番好きです。
だから、ちゃんと帰ってきますよ。

関西首長「西から東を、日本を元気に」過剰自粛に『待った!』
産経新聞 3月20日(日)22時22分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110320-00000588-san-soci

Twetterのつぶやきより

東京の放射を心配して往復十数時間の国にいく。
その往復の飛行機で受けた放射のほうがずっと多い。ああ、無知が恐ろしい。 @sohbunshu