あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

エスター

「王道」という言葉がありますが、この映画エスターは、まさしくホラーの王道です。

最近は、CGで怖がらせたりする映画が多いため、往年の映画のように「この先どうなるの?!」という純粋にストーリーでハラハラドキドキな映画が減ってしまって残念に思っていました。

でも、このエスター(原題:Orphan=孤児)は、そんなCGなどにどっぷり浸かった映画とは一線を画している、かなりオーソドックスなストーリー展開でした。

この「使い古された系」の展開が、また面白い!
「なんでそんなの気づかないの!」って、鈍感なお父さんにイライラしたり、「きゃー逃げて逃げて!!」と主人公のエスターに悪さをされる子に突っ込んでみたり。

もう、楽しいったらありませんでした。

結構、力が入っちゃって、見終わった頃は脱力~という感じ。

「こっ、怖かったぁ~!」

今回もおタツと一緒のホラー映画友の会だったのですが、久しぶりにこの会にぴったりな映画を観ることができてとっても満足です。

前売り券も売っていないマイナーな映画ですが、以前観たサスペリアテルザとは違い、結末もこれまた予想できる展開とはいえ、それでも「ええええええええ?!」って驚けるのが楽しかったです。

まーさか、そんなっ!ってスクリーンに向かって手を振りたくなりましたよ(笑)

しかも、悪魔のようなエスターの正体をみんな気づいていくのに、自分の前では良い子でいるエスターをまったく見抜くことができないジョンのおぽんちさ加減がまたいい!

終映後に「男ってバカだよねー」とおタツが叫びたくなったのも無理はないと思います(賛成!)

いやいや、久しぶりに面白いホラーを見せていただきました。

終わってからご飯を食べに行ったのですが、0時まで盛り上がってしまいました。

 

<ストーリー>
第三子を死産したことにより悪夢にうなされつづけ「自分の愛情を注げる相手が必要なの」という妻ケイト(ベラ・ファーミガ)のため、夫ジョン(ピーター・サースガード)はある施設から養子を迎えることにした。ジョンは、聡明で絵の上手な9歳の少女エスター(イザベル・ファーマン)に出会って気に入り、ケイトも「この子なら上手くやれる」と思い、ロシアから来たという彼女を養子に迎え入れることになるのだが、それこそが悲劇の始まりだった。

エスターは、いったいいつの時代?と言われてしまうようなドレス風のワンピースを着て、首と手首に巻いたリボンは決して外さないという風変わりな子供。

人と違っていいと言った手前、ジーンズの方がいいと言ってはみたものの、そんな格好では友だちができないなどと止めさせることもできない。
エスターは、徐々に悪魔のような本性を見せていくのだが、それに気づく者と気づかない者のギャップが見る者の焦燥感を募らせる。

 

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エスター
原題:Orphan
2009年/アメリカ/カラー/123分/
監督:ジャウム・コレット=セラ
出演:ヴェラ・ファーミガ ピーター・サースガード イザベル・ファーマン