今日は、お手入れデーということで、眉のお手入れと脱毛に行き、帰りはお約束の映画を観てきました。
映画の下調べをしなくなったので、メリルストリープが主演でベーカリーが舞台のコメディー・・・・と思って観に行ったら、あり?!
いきなり画面にR15+の文字が。
「なぜに?」
蓋を開けてびっくり・・・てか大笑い。
これは、立派な大人の映画でした。
愛だの恋だのなんてちょっともう何それ?みたいな熟年の男女も「きゅん」としちゃうかも?
話自体は突拍子もないとはいえ、ツボを掴んでいるので、素直に笑えました。
特に主人公ジェーン(メリル・ストリープ)の家に集ってくる女友達とのあからさまなH話に館内爆笑でした。
「長いことセックスしないと体に悪いっていうし」
おやそうですか。
メインキャストが50代だの60代だのって映画なので、若い子が見てもピンと来ないところは多々あるような気もしますが、自分の行く末なんて感じだとちょっと考えさせられたりして。
いや、若い子って自分は歳なんて取らないと思ってる子が多いから、単に「おばさんたち、すごっ」と思って観てたかもね。
でも、これは、ホントの大人が楽しめる映画ということでいいんじゃない?って気がします。
若い子も観てましたけど、結構年配のお客さんも多かったです。
アバターは万人にウケるかも知れないけど、「ある一定年齢になったからこそ笑える、そして楽しめる」という映画があるっていいなと思います。
もちろん、R18だのそういう意味で大人の映画は多々ありますが、こういうのってユーモアを受け止める度量がないと観ていても楽しくない部類の映画です。
なんだか回りくどい(笑)
ジェーンは、ベーカリーを経営している50代後半の女性。
夫と離婚して以来、3人の子供を立派に育てあげ、いよいよ最後の子供が独立というところで、若い女と再婚している元夫ジェイク(アレック・ボールドウィン)と子供の卒業式やらなにやらで会うことになり、寄った勢いでベッドへGO!
そんなに飲んでたのにできるの?って大人の突っ込みをしたくなった私ですが、いいの、これは映画だから(笑)
昔の気持ちを取り戻したと夢中になっていくおっさんに大笑いでした。
「あるかなぁ~そんなこと」
と思いつつも「次」が気になって退屈せずに見入ってしまいました。
もちろん、話は簡単に進まないんですよ。
それじゃ、つまらない。
ジェーンの自宅を改築するのに頼んだ建築家のアダム(スティーヴ・マーティン)は、同じく離婚して2年ほどの独身男。そのアダムは、どうやらジェーンが好きなようで。
個人的には、何かの映画で見るたびに「メタボ」になっていくボールドウィンの突き出たお腹に目が釘付け(笑)
スティーヴ・マーティンも「頭真っ白やんけ!!」って、本当におっさんとかおばさんばっかりなのよね、この映画。
かろうじて、子供達が平均年齢?を下げてますけど。
とはいえ、そんなおじさんとおばさんの映画といえども心から楽しめたのは、メインキャスト3人の芸達者ぶりでしょう。
コメディーということで、過剰演出の感は否めませんが、アメリカ映画なんだからアリかと。
あるシーンで、アダムが自分の歳を気にするジェーンに「ジェーン、歳もきみの魅力だよ」というシーンがあります。
日本の男で、こんなこと言える人、いないだろうなぁ~。
いくつになっても恋ができるって、やっぱり良いことなんでしょうか。
子供にとっては、色々と迷惑だったりすることもあるでしょうけどねー。
親でいることと恋する男女でいることと、やっぱり親が優先されるんだと思いますから。
ベーカリーは素敵でしたけど、ちょっとしたアクセント程度の登場でしかなく、これはジェーンが実業家であり、自立した女性であるということを見せるためのツールで、出てくる美味しいクロワッサンが最後の伏線になっているのでした。
カップルで見るのも良い映画だと思いますよ。
(C)2009UniversalStudios.ALLRIGHTSRESERVED.
原題:IT'SCOMPLICATED(2009)
上映時間:120分
製作国:アメリカ
監督/脚本 ナンシー・マイヤーズ
出演:
メリル・ストリープ(ジェーン)
スティーヴ・マーティン(アダム)
アレック・ボールドウィン(ジェイク)
ジョン・クラシンスキー(ハーレイ)
ケイトリン・フィッツジェラルド(ローレン)
ゾーイ・カザン(ギャビー)
ハンター・パリッシュ(ルーク)