あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

サロゲート ~ブルースのツルツルほっぺに注目~

ある会社が開発した代理ロボット。
自分は家にいながらにして、自分の分身が会社や学校に行ってくれるし、恋愛だってしてくれる。
70億人全員がアバターを持って暮らしている社会。

みんなが自分のアバターにリンクして、怖い思いをせずに色々なことを楽しんでいるとすれば、それはもう夢の世界・・・だったはずなのに、ある日そのロボットが殺され(壊され?)、捜査に乗り出したFBI捜査官グリアー(ブルース・ウィリス そしてこれもアバター)が相棒と一緒に持ち主のところにいくと、安全装置で守られているはずのその人までも死んでしまっていて・・・。

何かがおかしい・・・・ということで話が進んでいきます。

このサロゲートロボット、代理と言ったって、お値段に合わせてランクは色々あり、機能の良し悪しにも差があります。
また、もちろん代理なわけですから「自分と同じ外見じゃなくて一向に構わない」わけです。

ボン!キュッ!ボン!のセクシーなお姉さまが、実は髭面のおっさんだってことも有り得るわけで、そんなことを想像しつつ見ていると、ちょっと胸の辺りが苦しくなりそうな錯覚に陥りました(笑)

そして、当然のことながら少数とはいえ「そんな乾いた世界は人間としておかしい」という反対派も出てきます。
こいつらが殺しの犯人かと思いきや・・・あらまぁ~な展開が待っています。
そのオチも、十分予測可能な安心・安全製作。
全体的に見て、よくまとまったSF映画です。

まぁ、こういう社会になったらアリかもねーという展開で、最後はまぁ、その価値観は普遍ですかってオチでありましたし。

ちょっとした午後の暇つぶしには、面白い映画でした。

ブルースウィルス演じる捜査官の本物(つまり機械じゃない方)は、すっかりおっさんでしたけど、自分に似せて作ったアバターは、若いほっぺたツルツルの金髪で、出てきた時は思わずクスッと笑ってしまいました。

これがハリウッド流のユーモアか?って。

そういうのを楽しみに行くのもいいかも知れません。

現実社会という視点で見ると、アバターと同期しているといっても、動かないで部屋のベッドに横たわっていたら、筋肉が弱って歩けなくなっちゃうじゃん!とかいう突っ込みどころも満載で、そういう意味では最後の選択もなるほどやっぱりねになるんですね。

時間に余裕がある、SFが嫌いじゃない人は、話のタネに見てください。

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サロゲート
原題:SURROGATES(2009)
上映時間:89分
製作国:アメリカ

監督ジョナサン・モストウ
製作総指揮デヴィッド・ニックセイ、エリザベス・バンクス
原作ロバート・ヴェンディティ、ブレット・ウェルデル
音楽リチャード・マーヴィン
脚本マイケル・フェリス、ジョン・ブランカトー
ブルース・ウィリス(トム・グリアー)
ラダ・ミッチェル(ジェニファー・ピータース)
ロザムンド・パイク(マギー・グリアー)