あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

AVATAR ・・・もえくぼなんて言ってたら嫌われるよ

ど~もすいません[E:sweat01] by三平

お正月休みは3日までだったので、「正月は映画!」と思っている私は駆け込みで話題の新作「AVATAR」を観てきました。

3Dというと、ディズニーランドのキャプテンEOとかその他の「目の前に色々飛んできてびっくり!」みたいな子供騙しの映像を想像していたのですが、あらまぁ、全然違うじゃないですか。

そういうのを期待して行ったとしたら、ある意味期待外れだったでしょうが、あまり・・・という人には、3Dってこんな風に観る(いや、表現する)物だったのかぁ~と感動したと思います。

私もいちいち物が飛んできたりとか、そういうのは勘弁だなぁ~と思っていた口だったので、立体的で宇宙や森の奥行きまで表現された映像美に圧倒されました。

今後は、3Dが主流になっていくでしょうね。

 

なって欲しいという願望も生まれるほど、素晴らしい映像でした。

立体感だけではなく、高いクオリティーのCGと相まって、映画全体の美しさが堪能できます。

また、CG処理をされた登場人物?も、自然な動きでまるで本当にいるかのよう。
これは、実際に俳優が演技をしてそのデータを取り込んで作るからだそうですが、パンドラという星のナヴィと呼ばれる巨大な種族が、あたかも本当に目の前に存在しているかのようでした。

ただ、これ狙い過ぎているというか、普通の映画館ではすごさを堪能するのは無理です。
私が行った映画館は、前方の壁一面の大スクリーンで、音響も振動が伝わる仕組みになっていて、まさに映画と一体となってのめりこんで観られる映画館だったのでよかったのですが、それが分かってしまうと狭い小さな映画館では、3Dを放映しても無理って感じです。

通常版でもいいようですが、この映像を見てしまった後では「やっぱりこの映画は3Dで観たい」と思ってしまいます。

というのも、ストーリー的には昔からよくあるパターンのお話で、一人の若者が任務で潜入した先の人たちに共感し、寝返るって話です。

寝返るというのは聞こえが悪いですが、地球人=自分のことしか考えない物欲に囚われた愚かな存在、宇宙人(ここでは、惑星パンドラの住人ナヴィ)=自然と調和し健気に生きる純粋な人々(人って言っていいのかは分かりませんが)という図式で、その間を取り持ってコミュニケーションを図ろうとする科学者チームと力ずくで目的の地下資源をナヴィから奪おうとする会社役員と雇われ軍人との対立も描かれています。

ミッシェル・ロドリゲス(ググってね)が、また勇ましいパイロット役を演じています。
こういう勇ましい女性を演じさせたら、本当に上手いですね。

シガニー・ウィーバーは、エイリアンの頃から比べたら、かなりお年を召していらっしゃいますが、相変わらず鍛えているようで、プロフェッショナルという言葉がふさわしい適役な植物学者を演じていました。

主役の負傷軍人ジェイク・サリーを演じたサム・ワーシントンも元海兵隊員というある意味この物語のキーになる過去を背負った若者を自然体で演じていて好感が持てました。

理想主義者と言われるジェームス・キャメロン監督ですから、ちょっと説教くさいなと思わせるところと、そこまで軍人てバカなの?って描き方がどうかなぁと思うところはありましたけど、登場人物の対立構造をはっきりさせることでストーリーの単純さが際立ち、それゆえに、よりAVATARの世界観に深く入っていける気がしました。

自分たちの暮らしを守ろうとするナヴィたちの健気さに「頑張れ!」って思わず前かがみになっちゃいましたっけ(笑)

そして、王道とはいうものの、テンポの良いストーリー展開でまったく飽きることなく2時間以上の映画を見通せました。

3D用のめがね、持って帰ってよかったみたいなのに、出入り口にいた女性に「これ」と差し出したら、普通に「ありがとうございます」と受け取られたので、家に帰ってウェブサイトを見返して初めて貰ってきて良かったのを知りました。

そう言ってくれればよかったのに!
ワーナーマイカルの3D用めがねって、相当掛けやすかったです。
他は耳が痛くなったり、大きすぎてずり落ちたりしましたけど、軽くて疲れにくい作りになっていたので、他の映画館でも持って行って使いたかったほどです。

なんで持って帰っていいって言ってくれなかったのかしら・・・。

まぁ、いっか。

とにかく、AVATAR観てください。
ぜひぜひ、設備の整った大スクリーンの映画館で!

Avatar
(C)2009TwentiethCenturyFox.Allrightsreserved

AVATAR
TOHOシネマズ 日劇、他 全国超拡大ロードショー

製作年度: 2009年 (アメリカ)
監督/脚本ジェームズ・キャメロン
製作総指揮コリン・ウィルソン、レータ・カログリディス
音楽ジェームズ・ホーナー
出演:
サム・ワーシントン(ジェイク・サリー)
ゾーイ・サルダナ(ネイティリ)
シガーニー・ウィーヴァー(グレース・オーガスティン)
スティーヴン・ラング(マイルズ・クオリッチ大佐)
ミシェル・ロドリゲス(トゥルーディ・チャコン)
ジョヴァンニ・リビシ(パーカー・セルフリッジ)
ジョエル・デヴィッド・ムーア(ノーム・スペルマン)
CCH・パウンダー(モアト)
ウェス・ステューディ(エイトゥカン)
ラズ・アロンソ(ツーテイ)

時は22世紀。
地球上での戦争で負傷して下半身不随になった元海兵隊員ジェイク・サリーは、アルファ・ケンタウリ系惑星・ポリフェマスの最大の衛星パンドラでの作戦アバター・プロジェクトの参加者に選ばれる。このプロジェクトに参加して無事に地球に戻れば、高額の報酬とともに足も治してもらえるというものだった。

パンドラでは、肉体的には人間よりも能力が高く、研ぎ澄まされた感覚を持つ人間そっくりの種族、ナヴィが生息していた。3メートルの身長、尻尾ときらめく青い皮膚をしたナヴィは、原始的ながらも自然と調和した暮らしを送っていた。

ナヴィがテリトリーとするパンドラの森の奥には希少鉱物が埋蔵しており、それを求める人間との間で小競り合いが発生していた。
マイルズ・クオリッチ大佐から表向きはアバタープロジェクトに参加するふりをして、ナヴィの信頼を得、説得して人間の欲しい物が眠る土地からナヴィたちを追い出す特命を受けたジェイクは、地球に戻って歩ける足を得るためそれを了承するのだが・・・。