あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

パラノーマル・アクティビティー ~やればできる、出来た映画~

劇場で観ようかどうしようかと思っていたら上映が終わってしまった作品(笑)

やっと旧作扱いになったので、DVDを借りて観ました。

これは、正直言って賛否ではなく、好き嫌いが分かれる作品だと思います。

流行のモキュメンタリー(作り物なのにドキュメンタリー風に撮った)作品。
監督からして無名で、最後の役者やスタッフ紹介のテロップも何もないという地味な映画でした。

さて、では私はこの作品が「好き」でしょうか「嫌い」でしょうか。

結論から言うと、「結構好き」です(笑)

役者さんが無名で、誰でも知っている人じゃなかったから、余計地味で普通っぽい感じが出ていて、しかもアングルが「それはないでしょ」ってイレギュラーなカメラ位置がたくさんあって、それが却って本物の素人ムービーっぽく見せていて、逆にどうなる?って思わせてくれる作品でした。

ただ、あまりにもまったりしていて、別に謎ときをするでもないし、徐々に酷くなっていく超常現象に、もう少し対処のしようが?なんて感じなので、こういうのがダメな人にはまったく・・・さっぱり・・・全然面白くないでしょう。

私はこういう「見えない」「分からない」恐怖が好きなので、思ったよりずっと面白いと思えたから、どうせだったら大画面で観たかったなとちょっと後悔しました。

いまだかつてない恐怖とか、そんなのはいい過ぎだし、決して怖すぎてダメ!なんて思わない内容でしたが、11,000ドルという低予算でここまでできたのは立派ですね。

ものすごくチープではありましたが、アイデアが光った作品でした。
DVDには、別バージョンのエンディングもあったのですが、こちらの方が監督のオリジナルに近いようです。

本当のオリジナルは、どうやら公開されず、解説してあるのを読んだら、ちょっと間延びした感じだったので、商業的にはお金を貰って取り直したエンディングが光っていましたね。

オリジナルのままだったら、結構好きの「結構」は外されたと思います。
とはいえ、この取り直しエンディングもなかなか商業的なので、ちょいと見飽きてる感はありました。

でも、多くの観客のことを考えれば、これはこれでいいのだと思います。
なかなか、ドキっとさせてくれた良作(佳作)でした。

【ストーリー】
一軒屋で同棲を始めた若い幸せに満ちたカップル、ケイティーとミカ。
しかし、毎晩寝付いた後になにか家の様子が変わっているのでは?というケイティーの言葉に、オタクなミカは「何か突き止めよう」とビデオカメラで撮影することにした。
ケイティーは、幼い頃から不思議な体験をしたりしていたので、自分のせいで何かが起きているかと不安に思い、ミカの行為が「存在」にとって悪い影響を与えるのではないかと心配していた。
だが、撮影に夢中のミカは、「もしそうなら、僕がきみを守ってあげる」というのだが・・・。

パラノーマル・アクティビティ(2007)

原題:Paranormal Activity
監督 オーレン・ペリ 
製作総指揮 スティーヴン・シュナイダー 
ケイティー:ケイティー・フェザーストン
ミカ:ミカ・スロート
フレドリックス教授:マーク・フレドリックス