暑い時は、映画に限りますね。
シネコンとして生まれ変わったTOHOシネマズ渋谷ですが、メンバーシップに加入して6回観ると1回無料という映画ファンには嬉しいシステムもオープンと同時に始まりました。
最近、あまりTOHOシネマズで観たい映画がなく遠ざかっていたのですが、英語のセミナーに行った帰りに渋谷経由だし、何か良いのがないかと見てみたら、あら、大好きなデンゼルの映画が封切られているではないですか。
ツタヤのB1で前売り券を買って行き、15時05分の回の席をゲットしました。
席は結構いっぱいでしたが、中央寄りの席に座って鑑賞です。
ライアン・レイノルズ演じるマットという青年が、フランス人の恋人とアフリカで暮らしているのですが、ごく普通に見える光景が、シーンが進むに連れて「なんだそれ?」って具合に変化していきます。
どこかの空っぽな家の中でたくさんのモニターを見ながら過ごすのですが、電話で「客室係」というあたり、サービス業?なんて感じですがもちろん違います。
それはすぐ明らかになるので場面を替えて、いよいよデンゼルの登場です。
ある店のひとつの席で元イギリス諜報部員と会い、あるファイルを手に入れます。
彼はそれを大金に換えるつもりのようですが、受け取った瞬間からどこから湧いてきたのかという一団に命を狙われ、執拗に追われるはめになります。
そこで一策を講じ、一団を逃れようとあるところに入っていくのですが、そこで自分の名前を初めて口にします。
そして、それからマットのいる家とデンゼル演じる悪人?が絡んでいきます。
【感想】
いやいや、最近のデンゼルってこの手の役が多い印象ですが、「悪いよなぁ~」って印象を強く受けながらも、なんか裏がありそうという展開も結構面白かったです。
マットがいる部屋というのが何なのかが分かり、その役割やその後どうしてふたりが絡んでくるのかの進み具合もうまく出来ていました。
かなり重たい内容だったので、賛否が分かれる気がしますが、私は結構好きなタイプのストーリー運びでした。アクションが多く、結構痛い感じのシーンばかりでしたけど、久しぶりに硬派な映画を観られたので満足しました。
少しずつ真相が分かってくる様子が手さぐりな気分にさせてくれて、面白かったです。
この映画にはCIAが登場するのですが、その中の紅一点はヴェラ・ファーミガでしたが、あまり活躍するような役ではなかったので、もう少し重要な役どころにしても面白くなったのではないかと思いました。
彼女の登場場面は、ちょっとあっけない展開で少し残念です。
しかし、デンゼルはやっぱり格好いいですね♪
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デンジャラス・ラン(2012)
原題:SAFE HOUSE
制作国:アメリカ
監督:ダニエル・エスピノーサ
脚本:デヴィッド・グッゲンハイム
【出演】
デンゼル・ワシントン(トビン・フロスト)
ライアン・レイノルズ(マット・ウェストン)
ヴェラ・ファーミガ(キャサリン・リンクレーター)
ブレンダン・グリーソン(デヴィッド・バーロー)
サム・シェパード(ハーラン・ホイットフォード)
ルーベン・ブラデス(カルロス・ヴィラル)
ノラ・アルネゼデール(アナ・モロー)
ロバート・パトリック(ダニエル・キーファー)