あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

映画館で映画鑑賞

オタクほどではないにせよ、小学生の頃から結構映画好きでした。

小学生の頃は、日曜日に友だちと百恵ちゃんとかピンクレディー(時代が分かってしまいますが)の映画を横浜・関内の映画館に観に行きましたし、中学生の頃は「今日は学校行きたくないなぁ~」って時は、学校をサボって、やはり関内とか桜木町あたりの映画館で「ゾンビ」とか「エイリアン」なんてのを観ていました。

・・・といっても、私は不良ではなかったのですよ(念のため)。

昔の映画館て、やはり昭和という時代背景がありますから、人間も今みたいに大柄の人も少なかったし、椅子も小さくてあまり座り心地など考慮されていたのかいないのかって感じでしたし、傾斜もなくて座高の高い人が前に座ったりすると「マジ?!」ってくらい見えなくなったりして、観やすい席を確保するのは、それはそれは一種の戦いだったわけです。

指定席は高い席だけで、あとはほとんどが自由席でしたから、並んで頑張って座りたいところに座るんです。

全席指定の映画館でも、たまに日曜日の1回目の上映はすべて自由席とかいって、2階席の一番前なんて大きな画面の映画館だと結構見やすくて迫力もあって好きでした。

そういうところだとゲットするのは大変なので、並んで小走りに席取りに行ったものでした。

そして、お小遣いのある時はサンドイッチとかそれはもうゴージャスな気分で買いましたし、ない時は何も食べないとか、ポップコーンで我慢とか、色々でした。

学生の頃は、お金もないので何も食べなかったことが多かったと思います。

それで、硬い椅子に座ってもなるべく疲れないように体の位置を工夫したり、いかに快適に鑑賞するかっていうのも自分なりに努力しましたっけ。

昔は、いわゆる都落ち映画館(主要なところでは興行が終わって、2本立てなどを上映する映画館)が盛んで、二子玉川には渋谷公会堂みたいなホール状の映画館もありましたし、デパートの上の階にサロンみたいな「これでこの値段取るの?」って綺麗だけど、詐欺みたいな映画館もありました。

もう無くなってしまったと思いますが、なんか怪しい映画をやっていそうな雰囲気の町田の映画館(いや、いたって普通の映画館でしたけど)に入り浸って、「蒲田行進曲」と「この子の七つのお祝いに」という2本立て映画を休みの日に行って何度も繰り返し観ました。

この子の・・・は、トラウマになりそうな暗い映画だったので、その時間だけロビーで友だちとお喋りして過ごしたりして、お目当ては蒲田の方でしたから、暇つぶしも大変でした。

そう、昔はほとんどが今のシネコンのように入れ替え制ではなかったので、気に入った映画があれば、何度も観ることが可能だったんです。

まぁ、大作になると上映時間も長いのが多いですし、結構観る方も疲れますから、そう何度も観ることはなかったけど、追い出されるのと自主的に出るのでは違いますからね。

そう考えると良い時代でした。

今は、シネコンだと毎回お金を払わないといけないですし、世界一料金が高いんじゃないかと思う日本の映画館にいくら前売りといっても最低1,300円、レディースデーだとかで1,000円なんて、払ってられません。

外国の映画館て平日の昼間だと600円とか700円とか、よく行くシンガポールの映画館も為替があるのでなんですが、7ドル(約430円)とかで観られたりしますから、日本で映画館がガラガラなのも分かる気がします。

せめて、いつでも1,000円とかにしてくれれば、平日の昼間ガラガラなんてこともないような気がしますけど、なぜそれを考えず空気に向かって上映し続けているのか意味が分かりません。

昔は、お買い物の帰りに映画でもなんて気軽に出来ましたけど、前売り券がなかったら、1,800円も払って映画観る人なんてどれだけいるでしょうか。

いつでも1,500円なんて実験をして、見事に失敗し、早々に打ち切った映画館がありましたけど、前売り買った方が安いと思えば、いつでも1,500円なんてありがたくもなんともないですもんね。

三谷監督のステキな金縛りですが、レディースデーの前日に行ったら、大ヒット上映中なのに結構席が空いていました。
日本の映画関係者も、もう少し現実を見て、皆が映画館に通えるようなシステムにしないと、どんどん個性のある映画館は潰れていくでしょう。

不景気で気持ちが沈むことも多いのに、娯楽までお金掛かりすぎて行かれないなんて馬鹿みたいです。
DVDで観ればいいやと映画館に足を運ばなくなる人がたくさんいても不思議はありません。

でも、やっぱり映画は、あの迫力ある大画面で観たいから、早く発想の転換をして気軽に映画館に行かれる日がきて欲しいです。