昨日、大相撲九州場所の14日目で、横綱白鵬が前人未到の40回目の優勝を決めました。
(そして本日は豪栄道に勝って14勝1敗で幕)
取り組みでも、本来なら横綱や大関との対戦になるはずが、休場が多すぎて誰もいず、好調な遠藤関が対戦相手に選ばれていました。
遠藤関にしてみれば、「えっ?俺?」みたいな感じだったのだろうと思いましたけど、それはそれとして、取り組みでの横綱は圧倒的な強さでした。
二敗だった平幕二人も先に負けていたので、よほどのことがない限りここで優勝ということで、決めてやる!って感じの気迫を感じましたね。
こんなに長い間横綱として優勝40回というのは、本当にすごいことだと思いますけど、最近の横綱白鵬って、ちょっと残念なことも多いような気がします。
一つは、張り差し。
張り差しと書けばなんとなく相撲の一手みたいですけど、結局は「ビンタ」じゃないですか。
あんなに強い横綱が下位の力士にビンタして勝負に入るなんていうのは、いくら強くても観ていて気持ちが良いものじゃないです。
あれだけ強いのに、ビンタしてから勝負なんて、ちょっとみっともないって思っちゃう私もいるんですよね。
そう思っている人も多いようですが、なぜかこの張り差しを禁止しないんですよね、日本相撲協会が・・・。
立ち合いのこぶしをきちんとつけろだの、そういうことは厳しいのに、相手の顔をビンタして勝負みたいなファンがやって欲しくないことは頻発しているのに禁止しない。
なんでなんでしょうかね。
それが一番不思議です。
勝ちたいあまり、「禁止されてないしね」っていうのでやってしまう大横綱もなんですが、そういうのが多いのに禁止しない相撲協会の方がもっと謎です。
解説とかを聞いていても、肯定的なのも多いですし。
国技だとか言ってる割には、グレーゾーンが多すぎ。
白鵬なら、あんなことしなくてもちゃんと勝てると思うから言うんですけど。。。
白鵬自体は好きなので、別に張り差ししたからもう応援しないとかはないのですが、できるならやめて欲しいですね。
もうひとつは、嘉風関に負けたあの相撲の「物言い」。
あれは大横綱として恥ずかしい行為。
観ていても、うーんとなってしまいました。
ビデオを見て欲しかったって言ってたみたいですけど、何度見ても立ち合いは成立してましたよね。
あれは横綱の言い訳に過ぎないと好きなわりにあまりよく知らない私でもわかりました。
ともあれ、40回目の優勝おめでとうございます!
朝青龍と同じように、廃業になってしまうんでしょうか。
暴力はいけないし、相撲協会の隠蔽体質に一石を投じることにした貴乃花親方の気持ちも分からなくはないですが・・・。
日馬富士ファンとしては、すごーく残念な出来事でした。
お酒は、ほどほどにって教訓ですね。