あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

そういう作戦だったか。 -節電ビルディング-

人間、体験から学習するのは大事なことです。

昨年の3.11以降、夏の節電はもう地獄でした。
被災地の方のことを思えば何でもないという気で乗り越えた気がしますが、思い出すと頭がぼーっとしてくるくらい、オフィスは暑いし仕事にも何にもならないじゃん!という状態だったのを思い出します。

今年もそんなだったら、さすがにつらいなぁ~と思っていたのですが、やっぱりみんな「我慢している人たちを思えば」と特に口には出しません。

今朝、出勤して気づいたのですが、オフィスがやたらに寒いんです。

キンキンに冷えているという感じで、持って行ったカーディガンをすぐに着て仕事を始めました。

普段はこんなに冷えていないので、どうしたことかと思っていましたが、ニュースでは「今日も猛暑」と出ていたので、仕方ないのかなぁ~と思っていたのです。

でも、それにしても冷たすぎないか?

みんな口ぐちに「寒くないですか?」と腕をさすっている状態でした。

「節電なのに、こんなに冷やしていいんですかねぇ」

「本当だわね」

そこで、ふと思い出したことがあります。

昨年のデータを分析すると、本当に電力が心配なのは「午後2時から4時まで」という結果が出たと発表されていたことを。

以前、TVで節電について話していた時、「猛暑をどうすれば乗り越えられるか」というテーマでコメンテーターが色々と発言していたのですが、その中のひとりが「午前中に部屋を冷やすだけ冷やして、午後のピーク時に冷房を切って乗り越えましょう」と言った人がいたんです。

「もしや、それでは?」

そう思った私は、「あのさぁ、こうやって午前中ビルごと冷やしておいて、午後は弱めるんじゃないかなぁ」と言ったのですが、みんな半信半疑の顔をしていました。

そして午後。

「当たったじゃん」

冷え冷えとしていた廊下に出ると、なんだか生ぬるい風が吹いてる感じで、朝の寒さはどこへやら、少しじめっとした感じがしていました。

部屋の中はまだ快適でしたが、時間が遅くなるにつれてだんだんとキーンとした冷えが少なくなってきて、帰宅時間になったころには、なんとなく部屋全体が暖まった感じがしました。

なるほど、学習したのね。

あの昨年の地獄を思えば、夕方の暖かい室内なんて全然なんてことないっすよ。