話題の映画、国宝を観てきました。
原作の吉田修一氏が3年間黒子として歌舞伎の楽屋に入って取材し書きあげた「国宝」とう小説を映画化した作品です。
内容的に映像化は無理ではないかと言われたそうですが、主演2人の歌舞伎役者と見まごうような熱演と豪華なセットがそれを可能にしました。
本物としか思えない歌舞伎座の内部がセットだというのには驚きましたよ。
”血筋”が物を言う歌舞伎の世界で、極道の息子だった喜久雄が歌舞伎役者の部屋子となって芸をきわめていくのですが、「血」は水よりも濃いというか、やっぱり血筋には勝てないんですよね。
とはいえ、そんな喜久雄が紆余曲折あって最後は人間国宝となることから、このタイトルになったのかと思います。
1年半の稽古を経て、舞台で舞うふたりのシーンも圧巻ですし、人間ドラマの行く末を観ることも楽しかったです。
女形の人間国宝小野川万菊役の田中泯さんの演技も素晴らしかったです。
実年齢80歳だそうですが、さすがダンサー、まったく感じさせないすごい演技でした。
また本物の歌舞伎役者である中村鴈次郎さんが監修を担当し、役者としても出演されています。
最後は涙ボロボロで、普段邦画をほとんど観ない私でも2度目の鑑賞行きたいなと思った作品でした。
6月6日公開で既に8月末、100億超えの大ヒット。
この感動は、絶対に劇場で観てください。
国宝(2025)
監督:李 相日(リ・サンイル)
脚本:奥寺佐渡子
出演:吉沢亮(立花 喜久雄/花井東一郎)
横浜流星(大垣俊介/花井半弥)
渡辺謙(花井半二郎)俊介の父
寺島しのぶ(大垣幸子)俊介の母
田中泯(小野川万菊)
高畑充希(福田春江)
森 七菜(彰子)ほか