あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

サブスタンス ~デミ・ムーアの怪演を観よ!~

実を言うと、別にこの映画を観る予定なんてなかったんですよ。

ミッションインポッシブルを楽しみにしていたので、21日の誕生日にはIMAXでミッションインポッシブルを観て楽しもうと。

この歳になるともう誕生日なんて普通の日と変わらないので、特になにもしないのですが、今年は観たいと思っていた映画が上映開始されていたので、これはもう鑑賞するっきゃないね!と思っていたわけです。

でも、ちょうど水曜日のサービスデーでチケットが割引になる日だったので、すっかり出遅れてしまい、IMAXで観るならこの席!と思っていた席がすぐに埋まってしまい、他の良い席もあっという間に埋まってしまったので、この映画を観るなら絶対に良い席じゃないと嫌だなと思ったので、ミッションインポッシブルは後日観ることにしたんです。それにメールで1000円引きクーポンが送られてきたのを知ったので、これなら普通の日でもIMAX1700円で観られるやん!と思って買い直しました。

・・・でも、なんか映画は観たいなぁ~と思っていたので、「そういえばデミ・ムーアの映画が評判だったな」と思い出して、見れば良い席が空いていたのでポチりました。

正直言って、どんな映画かも分かってなかったのですが(笑)、まぁ、いっかって感じで。

ルッキズム・エイジズムなボディホラー映画

※これ多少のネタバレを含みます。未鑑賞の方はご注意ください。

女優のエリザベス・スパークル(デミ・ムーア)は、過去に一世を風靡したハリウッド女優でしたが、いまや落ち目でレギュラー番組はエクササイズの番組ひとつ。そのエリザベスが50歳を目前にして、突然降板させられます。

理由は「歳を取りすぎている」こと。

みんな若い美しい女性が見たいから、歳食ったお前はいらないってことなんですよ。

ショックを受けたエリザベスは、運転中に自分の顔が貼られた看板のポスターがビリビリと剝がされていたことに気を取られ、交通事故を起こしてしまいます。

奇跡的に軽傷で済んだエリザベスは、すぐに帰って良いと言われるのですが、医師が去った後に残っていたイケメンの男性看護師が「まだ検査がある」とエリザベスの背骨をチェックします。不信に思ったエリザベスは「なにか問題が?」と聞きますが「完璧な候補です」と謎の返答をされるのです。

家に戻ってから気づくと「SUBSTANCE」と書かれたUSBメモリが入っていたことに気づきます。なにこれ?と観てみるとサブスタンスという薬物を使えば、若く美しい自分の分身が誕生し、楽しい人生を再度歩むことができるというのです。

怪しさ全開の内容に一度はUSBをゴミ箱に捨てたエリザベスですが、どうしても気になってUSBをゴミ箱から拾い書かれていた電話番号に電話します。

結局、自分の中にある「もう一度美しい姿になりたい」とうい誘惑に負けて、違法薬物に手を出したエリザベス。

後日送られて来たボックスの中にカードが1枚。

指定された場所に行ってそのカードをかざすと、スターターキットが入った箱がロッカーに置いてありました。

家に帰って説明書に従い、液体を注射すると、エリザベスの背中が裂けて、中から若く美しい女性(マーガレット・クアリー)が出てきました。

エリザベスの分身であるその女性は、若さと美貌、そしてエリザベスの50年の人生経験の知識を持つ、いわばエリザベスの上位互換。

エリザベスの後任を募集していた番組に応募し合格、その後、スーと名乗った彼女は、どんどんとスター街道を駆け上がっていきました。

この生活には、絶対に守らなくてはならないルールがありました。

それは、1週間ごとに入れ替わらなくてはならないというもの。

例外なしとなっていましたが、ちやほやされてスター街道を歩くスーが段々とそのルールを破るようになっていき・・・。

つっこみどころは満載

この映画、ホラーを観まくって〇十年という私には、色々と突っ込みどころが満載でした。これってあの映画のこんなシーンと同じだよね?という感じで、80年代のホラー作品を彷彿とさせるようなシーンがてんこ盛りだったのです。

また、スーがルールを破って交代時間を延ばせば延ばすほど、エリザベスにその弊害が出てしまい、どんどんと老化していくのですが、髄液を取られまくったエリザベスは最後にとんでもない老婆になってしまうのです。

立ち上がるのもやっとなはずの老婆が信じられない行動に出るのですが、それなんでもありやん!みたいな展開になっていって、笑ってしまいました。

美と若さへ執着をし過ぎたために、最後の最後は「そうなるだろうなぁ」という結末が待っているのですが、かなりグロいので、耐性がない方は注意が必要です。

あまり期待もせず観た映画ですが、観て良かった。

誰の心にもあるルッキズム*1について、考えさせられる内容でした。

まぁ、難しいことを考えずとも、普通にホラーとして観ても古いホラー映画のオマージュ満載で面白かったですよ。

機会があれば映画館で観て欲しい映画ですね。

主演のふたりはおしげもなく裸体を披露しているのですが、デミ・ムーアは実年齢62歳、全身整形していると言われていますが、けっして綺麗とはいえない裸体を全部見せるということを決断するのは結構葛藤があったと思います。

女優として完全復活と言われたデミ・ムーア、アカデミー賞受賞も期待されていましたが、惜しくも取れませんでした。私ならあげちゃうな。

 

サブスタンス(2024)

原題:The Substance

監督・脚本:コラリー・ファルジャ

出演:エリザベス・スパークル(デミ・ムーア)

スー(マーガレット・クアリー)

ハーヴェイ(デニス・クエイド)ほか

 

*1:ルッキズム(Lookism)とは、外見によって人を評価したり、差別したりする考え方のことです。例えば、「容姿が良い人は優れている」「見た目が悪いと不利になる」といった価値観が社会に根付いている場合、それはルッキズムの影響を受けていると言えます。