9月22日木曜日は貯まったポイントを使って「沈黙のパレード」を観てきました。
福山雅治主演のガリレオシリーズ最新作です。
福山さんのファンというわけではなくて、原作・・・というか東野圭吾のファンでして、テレビドラマの頃からずっと観ているのです。
福山雅治は、このガリレオこと湯川学という帝都大学の物理学の助教で偏屈なところとかそれでもなんとなく人情に篤いのかなぁ~というところとか、なかなかはまり役だと思います。
ただ、テレビシリーズは良かったのですが、正直わざわざ大画面にする必要のあるストーリーではない感じがして、テレビドラマで十分なんじゃないかと思います。
私が邦画を普段観ないのも、大画面用にお金を払って観るほどのものじゃないと思っているからです。
これぞ映画っていうのが、邦画には乏しい感じがするものが多いんですよね。
いや、まったく個人の感想です。
ガリレオシリーズも映画になってから観ていますが、大がかりな実験風景とか無理くり追加しました的なところもあったりして、「いらない」という感じ。
なんかボロクソ言ってますけど、映画自体が面白くなかったわけではないです。
出ている人たちが芸達者で、安心して見ていられる演技力の方ばかりだったし、今回は原作を読んでいなかったので映画として楽しめましたしね。
なにせローガンズの仲間入りをしてから、紙の本を読むのがつらい(笑)
沈黙のパレードも当然買っていますが、本棚で化石になってます。
東野圭吾は、特例を除いてデジタル化を許していないので、紙の本を買うしかないんですよ。
さて、映画にちょっと触れておくと、あらすじは、
料理屋の娘が誘拐され、3年後に遺体で見つかった。
容疑者は以前にも誘拐殺人を犯していると見なされたが、完全黙秘で逃げ切った過去のある男。その男の実家から娘の遺体は発見されたのだ。
前回の事件で男を落とせなかった草薙刑事が今回も担当者として指名されるが、容疑者はまったく動じることがなかった。
というもの。
この事件に湯川がどうかかわるかは、観てのお楽しみということで。
個人的にうれしかったのは、柴咲コウが内海薫刑事役として戻ってきたことかな。
テレビシリーズで交代した別の女優さんにはちょっと違和感しかなかったので嬉しいです。といっても、実はこの女刑事、もともとは原作にいないキャラだったんですけど、テレビシリーズで女性キャラが欲しいというのを、東野先生が作られたようです。
内海刑事は、小説版にはガリレオの苦悩から登場します。
テレビでは、沈黙のパレードの4年前の事件が描かれる「ガリレオ禁断の魔術」が放映されました。本日9月24日時点では、Tverでまだ観られます。
ガリレオシリーズは面白いから、ぜひ読んでみて!
探偵ガリレオ(1998)短編集
予知夢(2000)短編集
容疑者Xの献身(2005)長編
ガリレオの苦悩(2008)短編集
聖女の救済(2008)長編
真夏の方程式(2011)長編
虚像の道化師 ガリレオ7(2012)短編集
禁断の魔術 ガリレオ8(2012)短編集
沈黙のパレード(2018)長編
透明な螺旋(2021)
※年代は単行本の発売年