カテゴリーがたまに時事ネタなのに、全然たまにじゃなくなってきていることに怒りを覚えますw(←笑ってるやん)
家に閉じこもっているので、ネタがないんですよ(笑)
さて、4月1日に政府から発表された「一世帯に2枚の布マスク配布」問題。
エイプリルフールだったので、なにかの冗談か?!というので、世間は大いに盛り上がっております。
「たった2枚貰っても・・・」から、「全然ないので2枚でもありがたい」というのまで様々ですね。
まぁ、一世帯に2枚だけという訳ではなく、医療機関その他で、まず必要なところに何万枚と配布した上での各家庭に2枚なので、そこだけ切り取るのもどうかと思うのですが、正直、政府は対策の立て方でもそうですが、国民への広報が下手過ぎると思いますよ。
アホやなぁ~と思っていたら、この顛末にまたまた青山繁晴参議院議員が動いてくれました。
『マスク2枚事件』 これはもはや政治的な事件です ( 数字を最新情報に更新しました ) ( 書き加えました )|青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road
青山議員は、日本の尊厳と国益を護る会の代表として、他のグループと一緒に緊急課題として「大幅な消費税の減税」を訴えている方です。
詳しくは、こちら。
さて、マスク2枚配布については、いったい誰が言いだしたのか、それがすごく気になっていました。
しかも、広報が下手過ぎて「2枚だけ」みたいな印象を思い切り与えてしまい、ネタにされたり怒りをぶつけられたりと、さんざんな状況になっています。
ここからは、ブログの一部引用です(青山議員のブログについては、現在は国民に広く知らせることが目的となっていますので、他の方も引用や紹介をされていますが、問題ない認識です)。
▼不肖ぼくはおのれの責任にて、『マスク2枚事件』と名付け、昨夜から関係先へ電話し、直に、議論しています。
この不埒 ( ふらち ) な事件にして「民を軽侮するのか」という民の怒りを招く事件を起こしたからこそ、政権は、消費減税の実質的な遂行に踏み切るべきであると、議論しています。
やはり、議員にとっても「さすがにこれは国民を馬鹿にしている」と認識されているようです。
▼自由民主党があれほど頻繁に、武漢熱をめぐる対策本部を開きながら、この「マスク2枚」はただの一度も、ひとかけらも議題にも話題にもなったことがありません。
まったくの寝耳に水です。
また、何もかもが遅いと批判されるさなかに、マスク2枚だけは配るのかという誤解を招いています。▼一方で、いま「誤解」と記したように、まさしく誤解の部分もあります。ただしその誤解を招いたこともまた、政権の責任です。
当該者にあたるというのは大切ですね。
自民党(政府)が言いだしたことなのに、議題にも上ったことがないと。
では、いったい誰がこんなことを言いだしたのか?
青山議員は、この後、信頼できる方からのメールで、
「ケアが必要なご家族が自作のマスクでは息苦しいと言うので、たとえ2枚でも洗って使えるマスクは少なくとも当面、ありがたい。烈しい批判が起きているのはよく承知し、理解もしているが、わたしたち家族にはひとつの朗報です」という趣旨が丁寧に綴られていました。
と紹介しています。
この趣旨も分かります。
早い話が、ぼく自身、たとえ2枚でも無いよりはずっと、あった方がいいです。
なぜか。
持っているマスクはすべて、専門家の端くれとしてアウトブレイクの現場の只中、すべての人が避難したなかに任務のために入っていくときに使うマスクなので、事態がもっと悪くなったとき危険を冒してでも務めを果たせるように備えて置いておかねばならないのと、普段にはとても使いにくいのです。また、自作はできますが、使いやすいかどうかは、個人差があるでしょう。洗えるように、そして洗ったあとも使いやすいようにプロが作ってくれた2枚があれば、あくまでも当面の話ですが、助けにはなります。
確かに、私も自作自作と言われても、材料もないしやる気もないということで、自作のマスクなんて作ろうとしたこともないです(これは単に私がものぐさなだけですが)。
▼さらに「何もかも遅い」という批判がすべて正しいとは、客観的に、考えていません。
もしもそうであれば、日本よりずっと対策が早いかに見えるアメリカ、CDC ( 疾病予防センター ) という高度な組織を擁するアメリカの死者が、日本のそれのおよそ70倍 ( 4月2日夜現在 ) になったりは、していないでしょう。
アメリカの人口は、日本の人口のおよそ2倍半です。人口が多いから死者も多いのではありませんね。アメリカの死者は5千人を大きく超えていき、日本も増えましたが70人台です。
あくまで現時点 ( 西暦2020年4月2日夜 ) での話です。そして、たとえ亡くなかった方がおひとりであっても、その方ご本人と家族にとっては絶対に戻らない命ですから、軽々に数を比較したくないのです。
そのうえで、この大差は、いわゆる有為の差、理由と意味のある差です。
これは私もそう思います。
亡くなった方のご遺族やご友人にとっては、1人だろうがなんだろうが悲しみが軽減するわけではありません。
ただ、有事の際は国としてどうかという見方も大事ですね。
この現状を大きく変えずに良い方向に向かわせるために1人1人が努力をする必要があります。
また、正直、医療崩壊と騒ぐのも個人的には、どうなのかと。
インフルエンザには毎年すごい数の人が掛かっていますし、死者も出ていますが、医療崩壊など言われたことがありません。軽症の方の扱いをもっと軽くしても良いのかもと思います。薬もないし、治療法もないのに、病院に隔離する必要もないので、東京都のホテルなどに移動させる案は、現時点ではとても良い案だと思います。
だから、自分が掛かっているか微妙で、特有の症状が出ない人は「家から出ない」ことが最も重要ではないでしょうか。
マスクに話を戻します。
▼しかし、こうしたことも凡 ( すべ ) て踏まえたうえで「マスク2枚」は天下の愚策です。
また政治的事件です。
なぜなら、民の信任を喪ったからです。
民の信なくば、政、まつりごとは立ちません。▼そこで、まず政権のど真ん中に以下を問いました。
( 1 ) いったい誰の発案か。
安倍総理の発案とは思えない。
ふだん総理に進言している面々の誰を思い浮かべても、この案を発すると思える人が居ない。
では誰なのか。( 2 ) そして、その愚かな発案をなぜ、安倍総理が受け容れたのか。
消費減税については逡巡しながら、このような愚策はなぜ実行されたのか。この問いは、総理の周辺に問うと同時に、ど真ん中に直あたりもしました。
天下の愚策かどうかはさておき、国民に強く「なんだそれ?」と失望を味あわせたのは事実ですね。
▼分かったことはー
( 1 ) 総理自身の発案ではなく、ふだん進言している人々の提案でもない。
( 2 ) 発案者は今、あっという間に身を潜めているから、やや判然としない面があるが、官僚 ( 行政官 ) である。
→【これはこう記した方が正確です : 個人に「あなたの発案ですね」と何もかも押しつけることはできません。しかし基本的には官僚 ( 行政官 ) から出てきた案です 】( 3 ) 総理自身は、これはあくまでも多様なマスクの配布、供給の一環に過ぎず、「まずは、洗えて繰り返し使えるマスクを2枚だけでも配布するというところだけが切り取られて、それだけかのように喧伝されるとは思わなかった」という認識であり、まさか2枚配布だけで終わるということは決して無いーということでした。
(太字はこちらで加工しました)まぁ、安倍総理がマスク2枚配ろうとか言いだすとも思えませんけど、行動してしまったからには、責任はありますよね。
▼これに対し、不肖ぼくが僭越ながら申しあげたのは、以下の通りです。
「そんな問題では済まないのです。たとえば、国民の中には住所のない人もいらっしゃる。そのような境遇の人は同胞ではないとでも言うのでしょうか。そして、これは対策の一部に過ぎないと言うのなら、あらかじめそれを明示してから踏み切るのが政権の当然の責任であり、それを怠ったために誤解されたのなら、誤解すらも政権の責任です。また政権を支える自由民主党、不肖ぼく自身を含めた自由民主党全議員の責任でもあります」▼そのうえで、さらにこう申しあげました。
「これを悔いて、より根本的な決断に踏み切ってください。マスク2枚の件と、消費税の問題は全く別じゃないかと思われるでしょう。違います。それは平時の話です。いまは、明々白々に天下の有事です。ぼくらの提言、護る会の提言は5%の消費減税です。連携する安藤さんたちの議員連盟は0%を提言されています。同時に、多様なやり方もあるではないですか」「しかし自由民主党の提言にある『消費税5%分に相当する、別の対策』は違います。あくまでも消費税そのものに踏み込むことが不可欠です。一方で、自分たちの案をそのままやってくださることだけが正しいとは考えません。日本のまつりごと(政)は、一致点を探すことです。そこに至るには、全品目への軽減税率を緊急に適用し、法改正を必要としないスピーディな方法論も従前から、ありますよね。ご存じの通りです」
とりあえず、何でも文句言うのもなんなので、いただける分は大切に使わせていただきます。
安倍総理に願うのは、せっかく何かしても国民への知らせ方が下手過ぎるので、もう少し工夫して欲しいですね。