読んだ本のメモの中でも紹介しましたけど、コメディアンの萩本欽一さんの「ダメなときほど運はたまる」って本は、自分が今まで生きてきて、本当にそうだなってことがたくさん詰まっていました。
どうすれば運はたまるのかとか、運を逃がさない方法とか、なるほどと思うことが満載の本です。
少し前に「根っこの話」で書いたのですが、私はとにかく幼い頃から「なんでこんなことばかり?」って思うくらいシンドイ人生でした。
手相を見てもらったらその人に絶句され、友達がハマっていた四柱推命で見てもらったら「その生年月日って、人によって困難がもたらされる運命って、どんぴしゃりの日にあじゃみんは生まれてるんだって!」というので、「そんなことあるんかねぇ」って笑っていたものです。
当時仲の良かった友人には私に次々起こる酷い事を見て「私なら耐えられなくて自殺する」って言われたっていうのも書きましたけど、死のうと思ったことはなぜかありませんでした。
30歳を過ぎた頃から、人生そのものが変わったというより、自分が変わったんでしょうね、生きてて楽しいと思えることが多くなってきました。
人に迷惑もたくさんかけたので、偉そうなことは何も言えませんが、苦労した分運がたまっていたのだと思います。
とはいえ、お金がたくさん入ってきたわけでも、素敵な人に巡り合ったわけでもなく、相変わらず生活も大変だし、仕事はトラブル続きで辟易することも多かったのですが、なんだか知らないけど生きてることが楽しいって思える人になりつつあったようです。
そんな時、読んだ本の中に「絶対的幸福というのは、何があっても大丈夫という自分になることだ」と書かれていて、ひどく納得したのを覚えています。
同じことがあっても、それにとらわれてネガティブになるか、ポジティブまではいかずとも肯定的に捉えられるかで、自分の気持ちが全然違います。
「不運なときに運は芽生える」って欽ちゃんも書いていますが、こんなつらいことばかりあるんだから、きっと人生の後半は良い人生になるに違いないって、思えた頃から楽になりました。