2014年9月2日(火)
明るくなって目が覚めると、高熱のためにかいた汗が体中にへばりついて気持ち悪く、顔はベタベタだし、口の中はネバネバして『私ってどうなっちゃってんの?』とちょっとだけ落ち込みました。
でも、意識も以前よりは随分とはっきりしてきたし、それになによりミゾオチの辺りの痛みが消えただけでも、なんともいえない嬉しさでした。
「痛くない、痛くない、痛くないぞー♪」
(≧∇≦) やった!
傷については、確かに動くと痛いのですが、点滴のおかげかなんなのか、もっと痛みがあると思っていた私には、正直「痛いうちに入らない」程度の痛みでしかありませんでした。
朝は、相変わらずアラレちゃんが一所懸命にお世話してくれていました。
何か聞かれても、口の中が粘ついて声が出にくいので、それを言うと「うがいしましょうか?」と言って、部屋を出て行きました。
すると「うがいなら僕がやります!」と元気のいい例のハスキーな声がして、イケメンくんが吸い飲みと容器を持ってきてくれました。
「どうぞ」
そっと容器を私の頬にあて、吸い飲みの水を私の口に流し込みます。
ぶくぶくとうがいをして、容器に吐き出すのですが、あまり強く押し付けてはと遠慮しているのか、容器の端から水がこぼれて気持ち悪かったんです。
数回ののち、「拭くもの持ってきます!」と一旦退場したイケメンくんでしたが、『こういうことやる時は最初から持って来ようね』と指導官のような気持ちになっていました。
そんな私の心の突っ込みなど知る由もないイケメンくんは、ガーゼを持ってきて私の頬をしっかりと拭いてくれました。
その後、担当してくださった看護師さんは、なんだかおっとりした感じで、話し方もゆっくりだし、おとなしい感じの人でした。
着替えてからレントゲンを撮りに行き、それから302号室に戻るというのがその日のスケジュールで、着替えを部屋に取りに行ってくれ、体を拭くときに背中を拭いてくれました。
ここらへんはあまり前後の記憶が定かでないのですが、尿管カテーテルも取り、レントゲンを撮り、車いすで3階に戻ると、ナースステーションカウンターの前にいた看護師さんたちが手を振って「お帰りなさい」と迎えてくれました。
撮影の時に立ち上がって目まいがしていたのであまり応えられませんでしたが、嬉しかったです。