自分じゃ絶対買わない本ですが、会社の棚にあって自由に読んで良いというので、手に取ってみました。
審判も実はそれで読んだのですが、こちらは打って変わって軽いクライム・ノベルです。
あるマンションのエレベーターに閉じこめられた男女4人。
話は大半がこの密室で進行します。
この4人、見た目も怪しくて、さらに段々と「本当に」怪しい人々が集っていることが分かってきます。
男性3人女性1人が閉じ込められ、ある理由から時計もない、携帯電話もない、そして防犯カメラもダミーという絶望的な状況で、なんとかして外に出ることを考えるのですが、どうにも原始的な方法しか思い浮かばずに途方に暮れてしまいます。
待望の第一子を身ごもっている妻から「陣痛が始まった」という電話を受けていた小川順は、パニック状態。
なだめる3人も一癖も二癖もある人物らしく・・・・。
あとは読んでのお楽しみ。
途中で「視点」が変わっていくので、飽きずに読めました。
読み返すような本ではないですが、暇つぶしにはちょうど良いボリュームと内容でした。
メインのキャラクターが変わっていて面白いので、あっという間に最後まで読めますよ。
映画にもなったので、Tsutayaで借りてきてはどうかしら。