あじゃみんのブログ

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反日韓国に未来はない -なぜ、日本だけが悪者なのか①- 呉 善花(オ・ソンファ)

李大統領の非礼に対して憤り、彼が大統領であるうちは韓国旅行はしないと決めていますが、私は別に嫌韓になったわけではありません。

 

感覚的にはまだまだ遠い国ではありますが、せっかく始まった民間交流をやめてしまうようなことは愚かなことだと思っています。

また、それだけではなく、韓国の歴史や文化なども知りたいと思っていますが、その前に以前より見えてきたから不思議に思う事柄について、知りたい気持ちを強く持っています。

 

もともと、韓流ドラマやK-POPに興味があったわけでもないし、こんなに韓国が身近になるずーっと前、友人の親戚のおじさんが韓国で襲われて半死半生の経験をしたり、幼馴染が韓国の航空会社の飛行機の中で何名もの韓国人に10時間以上も「死ね」だのと罵倒され続けるという恐怖経験をしたりと、私が若い頃聞いた「韓国人と関わった人」の怖い体験は、近くて非常に遠い国韓国を「日本を恨んでいる怖い国」という認識を与えていました。

私には北朝鮮籍から韓国籍になった在日の友人がいますが、日本で生まれ育ったその人はお父さんのポリシーで、朝鮮学校に通った経験を持っています。

当時は、今のように「韓国」に対して親しみを持っている日本人などいませんでしたから、登下校の時に日本人からいじめられたこともあったそうです。

随分と後になってからではありますが、ドラマの大ヒットでヨン様などが出てきて、日本人の中にも韓国に対して親しみを持って見る人が増えたことは、そういう心無い人々にいじめられた経験を持つ彼女からしたら、ホッとする現象だったと語ってくれたことがありました。

 

そうやって、完全にではないにしても、韓国に日本の文化が開放され始めた後で、日本にも韓国のドラマや歌、そして食文化などが浸透してきて、今までは知らなかった韓国を身近に感じるようになった半面、「知ってしまった」ために「なんとも思っていなかった」人が韓国を「嫌い」になるということも起きてしまいました。

その原因は、ひとことで言えませんが、ひとつには「韓国が強烈な反日国家」であるという事実があるのではないでしょうか。

 

昔、外国人たちが集まって、日本や諸外国の問題点などを議論しあう「ココが変だよニッポン人」という番組があり、その番組に出演していた若い韓国人たちが「いかに日本という国は憎い存在か」というのを話すのを聞いて、戦争が終わってこんなにも長い年月が過ぎているし、まったくその時代を知らない人たちが、なぜここまで人や国を憎むことができるのか、とても不思議でした。

 

もちろん、いじめた方はいじめを忘れても、いじめられた方は忘れないというのはよくありますし、そういう部分で韓国では日本が韓国を植民地支配したと教えているのは分かっていましたが、そうは言っても、お互いまったくその時代を知らない世代になってまで、「憎しみ」を前面に押し出してくる韓国人を理解できず、韓国人て、なんだか怖いなと思って見ていたことも事実です。

最近、2001年に出版された「反日韓国に未来はない」という元韓国人で現在は日本に帰化した呉 善花(オ・ソンファ)さんが書かれた本を読みました。

そして、全部ではないにせよ、どうして韓国人がこれほどまでに日本を、そして日本人を憎み続けるのか、儒教を背景にした考え方も含め、とてもよく理解することができたのです。

呉 善花さんは、1956年、韓国の済州島に生まれました。

ご両親は、戦前から戦中にかけて日本に滞在した経験を持つ方たちで、幼い頃の善花さんは、ご両親から日本のことを色々と話してもらい、教えてもらったカタコトの日本語を人々の前で披露して拍手を貰ったりという経験がありました。

ご両親から聞く日本人のイメージは、その後学校に入ってから教えられたものとはまったく異なり、とても良い印象のことばかりでした。

その頃、韓国ではお風呂に入る習慣がなく、ご両親から日本のお風呂や温泉の話を聞いたりして、とてもうらやましく思ったり、日本を憧れの国として見ていたそうです。

善花さんが幼い時は、周りも含めて強烈な「反日」という雰囲気はまったくなかったそうです。

 

しかし、いざ学校に上がって教育を受けると、その「徹底的な反日教育」によって、善花さん自身もとても強い反日意識を持つようになっていったそうです。

そして、「田舎者は学がないから日本の本当の恐ろしさを知らない。きちんと教育を受けた者ほど強く反日を意識するものだ」という価値観を持つようになり、日本のことをよく言っていたご両親に対しても「田舎者だから真実が分からないんだ」と決めつけ、間違った認識を持つようになっていったのです。

 

善花さんの時代は、それこそ徹底的な反日教育が行われていた時代で、そのような教育を受けた上で成人した人たちは、「反日」が自分自身の意思として性格形成に寄与し、「反日」は自分自身が持つ考え方であり、姿勢、態度となっていったそうです。

このため、自分自身は統治時代を知らなくても、「韓国を植民地化して略奪や暴行を行い、強姦を働いた日本」を徹底的に学んだ人々は、日本を憎むべき存在として心の中に強く意識して「反日」であるということが、自己形成の過程で切り離すことができなくなり、結果として「日本を憎む自分」が自分自身の一部になってしまうため、昔のことという認識ではなく、民族意識として、アイデンティティーの一部に「反日」があるという風になっていくのです。

 

よく、何かニュースがあると韓国のネットではその事柄を持ち出して「日本はああだこうだ」というコメントが多いというのを聞きます。

なんでそんなことにまで日本を持ち出すのか理解に苦しむ事柄だとしても、そういう教育背景を知っていれば、韓国人が何かにつけて日本を持ち出すのも理解できます。

幼い頃から「日本」という国を意識せざるを得ない教育を受け続けているわけですし、それは「悪である日本」と「善である韓国」、「格下の日本」と「格上の韓国」というパターンで教えられていますから、悪いことがあれば、それは日本と結び付けてしまうということのようです。

 

もちろん、ここまででない人もたくさんいますよ。

 

公には言わなくても、もともと日本に好意的で日本人と結婚して日本に住んでいる人だとか、韓国に帰るつもりなしというほど馴染んでいらっしゃる方だとか。

今回は、「なぜ反日なのか」という点を書いているので、そうでない人については当然いるわけですが、割愛しています。

その点は、ご了承ください。

また、歴史を見ても韓国(朝鮮)は、ずっと中国の属国的な立場であり、独立という状態にはなっていませんでした。

中国には、それこそ長い長い時間支配されていたのに、その中国について批判をしたり、同じように歴史云々ということは皆無で、それと比べればかなり短いたった36年という間統治していた日本ばかり絶対悪のように言われるのも不思議でした。

しかし、そこには今度儒教という背景が出てきて、それが分かると「なるほど」と、納得できるのです。

 

②につづく