先月末で12年勤めた会社を辞めたのですが、これもまた色々あって「なんだかなぁ」というのが感想です。
とはいえ、さっぱりしたという気持ちもあり、心中は穏やかでもあります。
人が絡むことなので、理由などは書きませんが、それよりこれからの生き方について思っていることを書こうと思います。
正直言って、オフィスワークは私には本当に向いていませんでした。
自分にとって全然面白みもないし、生きるためには仕事しなくちゃというくらいの感覚で、もちろん、だから一生懸命やらなかったという訳ではありませんが、いつも「この状況で歳を取っていいのかなぁ」というのがありました。
同じオフィスワークでも、もうちょっと何かあるのではないかとか、それより今後生きていく上では、先も見えてくる年齢なのだから、自分で何かできないかということをずっと考えていたのです。
石鹸を作ったり、シンガポール旅行の冊子を作ったり、好きな物づくりを積極的にし始めたのも、このことがあってからです。
今やっていることだけでは、まったく生活は成り立たないので、それで食べていこうということではないのですが、人に喜んでいただいて、それが少しでも生活の足しになればということでやっています。
また、今後の仕事については、たぶん「生きるため」に当面は何かオフィスワークをしながら、自分が人のために何かできないかを考えています。
その考え方については、佐伯チズさんにすごく共感していて、人に対する姿勢みたいなものとか、とても納得で人気があるのが分かります。
佐伯さんの場合は、美肌師としてのお仕事で、私はその方面には興味がないのですが、佐伯さんの「どうしたらお客様に喜んでいただけるか」という一点がぶれていないので、とても共感を覚えます。
自宅でできる美容ノウハウを惜しげなく提供し、化粧品も決して「高い物が良い」というようなこともなく、エステを経営されていながら、「エステは肌周期に合わせて月1回で良い」とか、これだけ人気があるのだから、もう少し工夫すれば儲かるのにというところで、「お金」が第一に来ていないところが好きです。
お金を儲けることは悪いことでもなんでもなく、佐伯さんも「お金好きですよー」とおっしゃるのですが、それは「結果」として着いてくればいいという考え方。
私もそう思います。
これから、年齢を重ねていく中でお金のためだけに好きでもない仕事を続けるというのは、やはり充実した人生を望むのであれば違うなと思っています。
収入は少なくなるでしょうけど、家賃と食費が払えれば、あとはどうにでもなりますし、自分ができることで、人様に少しでも喜んでいただけるのであれば、それが一番の幸せだと思っています。