以前、ご紹介した「パラノーマル・アクティビティ」の続編です。
1作目もそうでしたけど、映画館で観るほどはどうもというのがあるので、DVDになるのを待っていました。
1作目もかなり評価が分かれて、「なにこれ!?」という人から面白かったと思う人まで様々だったと思うのですが(なにせアメリカ人とは感性が違いますから)、私自身はまったり系のだらだら具合が気に入ったというか、性にあっていたらしく、1作目も楽しめましたし、この作品もなかなか面白かったです。
ただ、ホラー度に関しては、正直言ってたいしたことありません。
後半、ちょっと「この先どうなる?」って思うくらいで、途中の伏線で「なんだそういうことかい」って分かっちゃいましたから。
その間、怖いとか怖くないとか、まったくそういう状態ではなく、この感覚がダメな人はきっと寝てしまったに違いないと思います。
1作目で出てきた、ケイティとミカ。
部屋の中での物音から始まって、結局酷い超常現象に悩まされ、あんなことになってしまうわけですが、2作目は「その前説」みたいな話になっています。
これ、SAWシリーズと一緒なんですよ。
最初に低予算で作って当たっちゃったもんだから、それ以上考えていなかったのに、シリーズ化するにあたって、つじつま合わせが必要になったって感じ。
そう。
今回の主人公は、ケイティの妹一家です。
ケイティは、途中から出てくるので、すぐにはそういう構成が分からないのですが、出てきて「あれ?この人・・・」ってなるわけです。
【ストーリー】
クリスティは、結婚した夫ダニエルと亡くなった前妻との間に出来た娘、そして自分が最近産んだばかりの息子ハンターと暮らしていた。
ある日、外出先から帰宅すると、家の中は足の踏み場もないほど荒らされていたが、不思議なことにほとんど盗まれたものはなかった。ダニエルはすぐに何台ものセキュリティーカメラを家中に配置するが、だんだんと奇妙な現象は度合いを増していき・・・。
ハンターの乳母マティーンは悪霊のせいだというのだが、信じたくないダニエルは彼女をクビにしてしまう。
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結構長い時間、家族のダラダラした行動や会話が続くので、それが我慢できるかどうかが鍵です。
私は、その後に来るものとか、そういうのを想像しながら、まったりと楽しんだので口コミにあるほどつまらなくもなく、これはやっぱり「好き・嫌い」「合う・合わない」の世界以外のなにものでもないのだなと思いました。
後半にかけて、なぜ姉のケイティとその夫ミカにあんな超常現象が起きてしまうのかが分かるのですが、「人を呪わば穴ふたつ」という最後は、さもありなんという感じでした。
まったりホラーなので、お勧めできるかというと「がっかりしても怒らないで!」としかいえません。
私は、十分楽しかったです。
パラノーマル・アクティビティ2(2011)
監督:トッド・ウィリアムズ
脚本:マイケル・R・ペリー
ケイティー・フェザーストン (Katie)
スプレイグ・グレイデン (Kristi)
ブライアン・ボーランド (Daniel)
モリー・イフラム (Ali)
ミカ・スロート (Micah)