あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

洗脳

最近は、ほとんどテレビを観ていません。

番組が面白くなくなったというのは、結構多くの人が話していることですが、どこのチャンネルでも同じお笑い芸人が同じような番組の司会をしたり、中身もちょっと工夫しただけというもので、質の違いは分かりません。

その芸人さんが悪いわけではなく、物づくりに情熱を持った人が少なくなったのだと思います。

適当に視聴率さえ取れればいいというのでは、「これは良かった」と思うような番組なんてできやしません。

ドラマもひとつ当たれば同じような俳優が同じような番組に出ていて、新鮮味や面白みに欠けます。

漫画が原作とかいうのも多くて、作家オリジナルなんてあまり見なくなりました。

加えてニュース番組では、政治批判と人殺しや窃盗の話ばかり。
親は親で子供の叱り方も分からず何時間も折檻して死なせてしまうとか、もう日本最悪!と暗くなる話題ばかりです。

人の悪口をいえば視聴率が上がるといった具合で、日本全国「不幸のどん底」のようなニュースしか流しません。

唯一スポーツは明るい話題ですが、スポーツしか日本に明るいことって本当にないのでしょうか。

目からダイレクトに入ってきた情報って、より強く脳に影響を与えるので、こう毎日日本はもうおしまいじゃないか的な内容の話ばかり聞かされて見せられては、自分の周りは決して希望がないわけじゃないのに、「努力しても無駄」とか「自分はダメなんじゃないか」とか思ってしまう人が出てくるのも分かります。

そんな甘っちょろいこと言ってたら生きていけないわよ・・・と思うようなメンタル面の弱い人も多く、思考自体が悪い方、悪い方に流れていくネガティブな人が増えている気がします。

でも、冷静に見てみると、確かに社会的なことであまり劇的に良くなったことなんてありませんけど、そんなに不幸でしょうか?

もちろん、ど真ん中にいて大変な思いをしている人はいるので、安易にはいえませんが、少なくとも「冷静に見てみれば、あなたはそんなに悲観するような状況ではない」と言える人も多くいます。

でも、そういう人も自分の中では大変!と思うことが起きているし、右を見ても左を見ても悪いニュース、暗いニュースばかりで、よくなることなんてないんじゃないか?と思ってしまうような世の中になっています。

まるで「悪に洗脳されている」ようです。

他人が世間のことをどういっているかで、自分の幸・不幸を判断するなんて愚かもいいところです。

こういうことがあっても、自分は大丈夫と言えるように日ごろから冷静に周りを見て、あの人の生き方をお手本にしたいとか、なにかあれば人生の先輩に相談するとか、友だちに愚痴ってすっきりして「また頑張ろう」と思えるようにするとか、大きなことじゃなくても、不幸にならない生き方なんていくらでもあります。

悪いことはなくなることはありません。

自分の人生も幸せがずっと続くなんてこともないし、幸せがずっと続いている状態があったとしたら、それがその人の当たり前になり、「幸せってなに?」と思うようになるかもしれない。

以前、お金にまったく不自由したことがなく、誰からも大事にされて愛されてきたのに、ある日突然「今まで自分は幸せだと思ったことがない」と気づき、重度の拒食症になった女性の話を聞いたことがあります。

お金はあった方がいいし、人から愛されることも大切ですが、これを聞いた時には、条件なんて、幸せには関係ないんだなと思いました。

その人は、ある女性から「あなたの経験を人のために活かしたら?」と言われ、自分の体験を語ることで、色々な悩みを持つ人の少しでも役に立てればと話をし始め、それで結局自分も元気になって、今はお母さんとなってイキイキと活躍されています。

時折書いていますが、「何があっても大丈夫」という自分になることが絶対的幸福だと教えてくれた人がいます。

嫌なことはこれからもたくさんあると思いますけど、それに自分の心が負けなければ、それは不幸でもなんでもないんだなと思います。

条件で自分の人生を計るのは止めて、何が自分に大切かを考えたいです。