あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

暇ならDVD ~コメディー編~

私の独断と偏見で選んだ「解釈関係なし」「年代関係なし」「好み片寄りすぎ」な映画のDVDをご紹介します。作者が語りたかったことなんて無視して自分がどう思ったか(だって映画なんてみんなそうやって見るものだと思うから)で、いつ見たかとかいう時系列は無視(いちいち調べるのが面倒くさい)、そして私が好きとか私が見てどうだったというだけで、万人ウケするとは思わない映画も多々あります。

・・・ので、これを読んで観たからといって、面白いかどうかは一切補償しません。

では、コメディー編

イン・ハー・シューズ(2005)
原題:In Her Shoes
主演:キャメロン・ディアス

優秀な姉と破天荒な妹(キャメロン)のそれぞれ人生の物語。
違う人格とはいえ姉妹だと「さよなら」ってあっさりいけないわけですよね。
どうしようもないダメダメの妹に振り回されて、真剣に愛していた男性まで寝取られてしまう姉。

キャメロンのおバカキャラ全開の演技で、重苦しくはなりません。
最後は、「良かったねぇ」とほっとできる仕上がりです。

大した見せ場はないものの、安心して最後まで観られる作品。
シックスセンスで主人公の母親を演じたトニ・コレットがまじめで不器用なエリート弁護士を好演。そして、なんといってもシャーリー・マクレーンの100歳まで生きそうな元気なおばあちゃんが良いです。

In
(C) 2005 TWENTIETH CENTURY FOX

ホリデイ(2006)
原題:Holiday
主演:キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレッド他

クリスマスを前にいきなり失恋した女性ふたりが、ネットを通じて短期間自分達の家や車を交換するというシステムを利用して、ひとりはロスからロンドン、もうひとりはロンドンからロスへ。

そこで出会った男性とまたまた恋に落ちる・・・とはいえ、それで終わっちゃ~映画になってないやん!・・・てことになっちゃうので、まぁ、色々あります。

みどころは、それぞれのキャラクターがちゃんと描かれていて、そんなこと本当にあるんかいな?と突っ込みたくなる箇所が多々あれど「え~どうなるのぉ~♪」って最後まで引っ張ってくれるところでしたね。

Holiday
(C) 2006 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

恋愛適齢期(2003)
原題:SOMETHING'S GOTTA GIVE
主演:ジャック・ニコルソンダイアン・キートン

老いらくの恋なんていっても、渡辺淳一的なドロドロがない分素直に笑って見られます。
ハンサムな若い医者を演じているキアヌ・リーブスが、ビューティフルなピチピチ娘より、皺いっぱいのお母さんを「すっごいセクシーだ」なんて言って口説いたりしてしまう設定にはかなり無理があると思うけど(笑)

年増女性に勇気をくれる設定だとは思いますけど、いくらなんでもねぇ~って突っ込みどころも満載。

でもまぁ、ジャック・ニコルソンダイアン・キートンが主演とあれば、このふたりの演技だけでも見応え十分でしょという満足の一品でした。

どこまでいっても男と女という欧米文化は日本人には理解しづらいところもありますが、「いくつになっても恋したい」のはみんなの本音かも?

すっきりしたオチは、爽快感があって好きです。

Renai
ColumbiaPictures/Photofest/MediaVastJapan

0093 女王陛下の草刈正雄(2006)
主演:草刈正雄(じゃなかったらコケるよね)

あの二枚目俳優(だった)草刈正雄が俳優とは仮の姿で実は女王陛下の下で働くスパイだったという、どこまで~も馬鹿馬鹿しいパロディー映画。

たまにはこういうお馬鹿系もいいかなと見てみたら、これが案外面白いの。
日本のB級映画って「B級」の面白さもないB級が多い中でこのユルユルの爆笑映画って、なかなか貴重[E:good]

活躍するマサオガールズ(?)もボンドガールには遠く及ばない感じがまたいい!

というわけで、草刈正雄のファンじゃなくても(私も違います)、ゆるい笑いの好きな方にはぜひ観ていただきたい1本です。

予告編
http://w3.bs-tbs.co.jp/cinemadrive/0093/trailer.html

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(C) 2007「0093女王陛下の草刈正雄」パートナーズ

舞妓Haaaan!!!(2007)
主演:阿部サダヲ

もいっちょ日本映画。
正直言いまして、これは阿部サダヲでもっている映画です。
脚本も面白いのですが、あれもこれもと欲張りすぎて途中で飽きてきます。

それでもこれを挙げるのは、京都のお茶屋さんという一見さんには億積んでも入れない格式の高いところ(これは大げさか?)の覗き見っぽい感じが楽しい。
どうしてそうまでして舞妓に入れあげるのか(だって、舞妓のために柴崎コウ演じるGFをふっちゃうのよ)という、これまた普通じゃない馬鹿らしさが笑える映画だからです。

暇つぶしに最適でした。
なんか、無理やり人間ドラマも盛り込んでしまったがために中だるみがありますが、阿部サダヲの最後までハイテンションな演技を楽しんでください。

Maiko
(C) 2007 「舞妓Haaaan!!!」製作委員会

ゲット スマート(2008)
原題: GET SMART
主演:スティーヴ・カレル

1960年代にアメリカで人気を博した伝説のテレビドラマ「それ行けスマート」を映画化したスパイ・アクション。

マックスウェル・スマート(スティーヴ・カレル)は、盗聴した会話の分析力はピカイチなれど、いつもあこがれの“スパイ”への昇進試験に落っこちてしまうため失意の日々を送っていた。

ところが、世界に散らばっているスパイたちの身元がばれる事件が発生したがために人手不足で急遽「昇進」。

整形した後だったため、面が割れていないエージェント99と共に任務に就くことに。

まぁ、とにかく笑えます。
お笑いって、その国その国のベースがないと分からないのが多くて、アメリカだったらスタンドアップコメディーなんてカルチャーが分かって英語が堪能でなければまったく面白くないものです。

でも、これはストーリーはかなりシンプルで、スタンダードな「動き」で笑わせてくれるので、特にカルチャーだのなんだのが分からなくても大爆笑という感じ。

先が読めるけど次どうなるの?と思える映画です。

それに、さすがハリウッド。
アクションシーンなどは「お金相当かけてるでしょ」という、チープさとは無縁の作りなので、見ごたえがありました。

Get1
(C) 2008 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED

この映画のスピンオフ、「ブルース&ロイド 僕らもゲット・スマート」もグー[E:good]
タイプ的には、こっちのが好きです(笑)

バーン・アフター・リーディング(2008)
原題: BURN AFTER READING
主演:ブラッド・ピットほか

こればっかりは好き嫌いがはっきりと分かれる作品。
リストラに遭ったCIA職員(ジョン・マルコビッチ)が自分をクビにした腹いせにと「CIA暴露話(実際は屑にしかならないネタばかり)」を書いてCDに保管したのだが、うっかりとジムに忘れてしまう。
それを拾って中身を見た脳みそがなさそうなジムの職員チャド(ブラッド・ピット)と日々美貌の衰えを実感して気分が暗くなっているリンダ(フランシス・マクドーマンド)は、どうやらヤバイ内容だというのが分かると、そのネタを利用して大金をせしめようと画策する。

とまぁ、メインのストーリーはこんな感じ。
そこにジョージ・クルーニーとケイティ・コックス演じる人たちの不倫やらが絡んできます。
題名は、「読んだら燃やせ」という意味深なタイトルながら、そのネタよりもそれを「国家機密レベルの情報」だと信じ込み、どこまでも突っ走るリンダの行動に注目したい作品。

リンダがそこまでする目的は、ただひとつ。
自分の体の気に入らないところを整形するためのお金をゲットすること。

そのためなら、この際脅しでもなんでもやっちゃうわというのが本音なんですね。

正直言って、コーエン兄弟の作品だからとスターたちが勢ぞろいして、見せ場を作らなくちゃというわけで、本当ならもっと深いところまでいけた気がするのに浅い印象しか残せない仕上がりだったのが残念。

でも、やっぱりコーエンの「風が吹いたら桶屋が儲かる」的な発想は私の好みです。

Burn
(C) 2008 Focus Features LLC.All rights Reserved