あじゃみんのブログ

美味しいものや、経営する雑貨店のこと、女性の心身の健康について、その他時事ネタなど好き勝手に書いているブログです。

あの日、欲望の大地で(2008)

2大女優の競演

シャーリーズ・セロン&キム・ベイシンガーのW主演ときたら、ちょっと見てみたいわと思う人も多いような気がしますが、どうでしょう?

私は、シャーリーズ・セロンの美貌と演技力の両方が好きなので、今回は一も二もなく映画館へ向かいました。

渋谷の文化村ル・シネマは、大半のレディースデーやサービスデーと違い火曜日が1,000円。

ということで、火曜日は「今日は早めに帰ります」と、とっとと会社を出て直行しました。

う~ん。

よく練られた脚本で、最初は「あら、いいの?そんなことして」って、登場人物に突っ込みたくなる場面から始まっていきます。

セロンとベイシンガーの2大女優は、それぞれ「有能な高級レストランのマネージャー」と「不倫している人妻」として登場します。

その二つの話がどう絡んでくるか、進むにつれて徐々に明らかになっていきます。

 

「ああ、そうか、そういうことね」

 

と最初は「こうかな?(推測)」だったものが「きっとこうだ(確信)」に変わっていくのですが、その頃には物語りの世界にどっぷりと浸かっているのです。

 

そして最後は「なーるほど」となんともいえない爽快感があり、「納得~!」で終わります。

 

それぞれに胸に傷を持つ女性ふたりのその「傷」の原因はどこから来るのか。

そして、その傷が癒えることはあるのか・・・。

 

なんだか色々と考えてしまいました。

 

また、この後でどうなるのかという興味も持ちつつ、登場人物にエールを送りたくなったりします。

全体的に地味ではあるのですが、久しぶりに映画っていいなと思う上手いストーリー展開でした。

 

まだ観ていないあなたへの忠告

 

この映画は、“決して”

公式サイトやストーリーが紹介されている文章を読まないで行くこと!!

最近、せっかくよく出来た脚本の映画を観ても、平気でネタバレ的な紹介をしている公式サイトや記事を見かけて、かなりがっかりすることが多いんですね。

この映画も、正直言って公式サイトでストーリー紹介を書いた奴はドの付くアホでっせ。

 

「公式サイトはネタバレ」というのを読んでいたので、見ないで行って大正解でした。
あんな紹介のされ方をしている文章を読んで行ってしまったら、絶対面白さ半減でしたもん。

この映画は、ある程度人生を重ねた女性の方が、より深く観られる映画かと思います。
タイトルは、ちょっと変な昼メロみたいですが、決して安っぽい映画ではありません。

お金を払って観る価値は、十分にある作品でした。

 

【ストーリー】
シルヴィア(シャーリーズ・セロン)は、ポートランドの海辺にたたずむ高級レストランのマネージャーとして働いている。仕事場では有能な彼女だが、プライベートでは行きずりの相手との情事を繰り返していた。
ニューメキシコ州の片田舎では、ジーナ(キム・ベイシンガー)が一見暖かい家庭がありながらも、広大な大地に置かれたトレーラーハウスの中で、夫ではない男性と密会し情事を重ねていた。物語は、この二人の女性の日常から、徐々に広がっていく。

 

あの日、欲望の大地で(2008)

原題:THE BURNING PLAIN

監督 ギジェルモ・アリアガ

 出演:

シャーリーズ・セロン
キム・ベイシンガーほか

あの日、欲望の大地で [DVD]

あの日、欲望の大地で [DVD]

 

鑑賞前には観ないでね(予告じゃない、これネタばれ)